Vocal / 島澤 崇 Takashi Shimazawa
Slippery When Wet / BON JOVI
高校1年までの俺は、邦楽ならオフコースのみ、洋楽ならビートルズのみしか認めない! という偏った音楽観を持っていた。中学時代には放送委員会に所属し、お昼の放送において先輩がワム!やカルチャークラブ、デュラン・デュランをバンバンかけていても、「くだらねぇ」と見向きもせず、自分の担当の日にオフコースを流しまくるという有様だった。
しかし・・・高校2年の時に友人から手渡された1本のカセット・・・。それがこのアルバムであった。オフコースでは絶対に聞けないような、衝撃的なキーボードのインストから始まり、捨て曲無しの「ボン・ジョヴィ」ワールドが繰り広げられて「WILD IN THE STREETS」で終わるこのアルバム。「ハードロックってなんて楽しいんだぁ!」って心の底から思った瞬間であった。
それからというもの、授業中の俺の教科書は、このアルバムの歌詞カードとなり、ひたすら歌詞を覚えまくった。ギター雑誌も読むようになり、ギターとアンプを購入してガチャガチャ練習し、夜中に「PURE ROCK」を見る・・・という典型的なメタル大好き人間になるのに、わずか2ヶ月くらいだった。その後、80年代初頭・70年代・60年代・・・と遡って、しまいにはチャック・ベリーまで大好きになってしまった。
この頃から聞き込んだ音楽は、今の自分の土台になっているといっても過言ではないだろう。
(ヴォーカリストとして衝撃を受けたアルバムはまたの機会にご紹介します!) |
Guitar / 小田桐 恵 Satoshi Odagiri
Love Gun / KISS
私の音楽人生を振り返ってみると、初めて自分で買ったLPはカーペンターズの「Now & Then」でした。このアルバムが後の洋楽傾倒への入り口でした。
しかし、今の私 ― 中年ロック親父を産み出す原点になったのがこのバンドです。私が高校生の時でした。それまでカーペンターズを起点にポップスやカントリーなどを聞いていた私の目の前に、「ROCK」という禁断の果実を差し出したのが、そう、あの伝説の番組、天下の国営放送が放映した「ヤングミュージックショー」・1977年4月2日のキッス武道館ライブでした。それ以降は完全にキッスを中心としたハードロック一辺倒の生活に変わっていきました。
その後、映画「CROSSROAD」からスティーヴ・ヴァイを知り、ネオクラシカル路線で台頭する多くのギタリストを知ることになり、ギターという楽器に傾倒していったのです・・・。
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Guitar, Keyboard / 新井 博文 Hirofumi Arai
Trilogy / YNGWIE MALMSTEEN
自分の音楽人生を語る上で絶対にハズせないのは、中学時代に聴きまくった(というよりそれしか聴かなかった)YMOである。幼少の頃に無理矢理習わされ、嫌な思い出とともに家の隅に封印したエレクトーン。この封印を自ら解き、初めて楽しんで楽器を弾くことができるきっかけとなった。しかしこの頃は、ほとんど洋楽を聴くことはなかった。
高校に入って、ブライアン・アダムスのコピーバンドを結成し、洋楽ロックを聴くようにはなったが、ブライアン・アダムス以外はクイーンとかボン・ジョヴィを聴くくらいの程度だった。ましてやヘヴィメタルなんて・・・。
あれは忘れもしない高校2年の時。クラスの友人から「これ凄いから聴いてみな!」と言われ、借りたテープをウォークマンにセットした・・・。いきなり流れてきたのが、「MAGIC MIRROR」だったのだ。全身に電流が走るかの如く、鳥肌が立ってゆくのがわかった。歪んだギターが、クラシカルでメロディアスなフレーズをモノ凄い速さで奏でてゆく ― こんな音楽を聴いたのは生まれて初めてだった。
ここからオレのメタル人生が幕を開けた・・・。 |
Bass / 原田 佳和 Yoshikazu Harada
Serpens Albus / WHITESNAKE
洋楽にハマったのは中1の頃で、映画「ロッキー」のテーマであるサバイバーの「EYE OF THE TIGER」からです。それからは、明るい曲調のアメリカン・ロックを好んで聴いていました。高校で同じ洋楽好きの友人から紹介されたのが、このアルバム。当時ウォークマンを聴きながら学校に行ってましたが、初めて聴いた時は本当に鳥肌が立ちました。それまで「ハードロックなんてうるさいだけじゃん!」なんて思っていましたが、それからはハマってましたネ。特に「STRAIGHT FOR THE HEART」なんかは好きな曲でした。
ただ、このアルバムには「捨て曲はない!」と断言したい。
あれから随分たったけど、いい曲っていつ聴いても格好いいですよね。そんなバンドになりたいと思う今日この頃・・・。
ちなみに大学時代は、うちのバンドのチャーさんに教えてもらったもの(エイジア等)に影響されたような気がします。
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Drums / 村山 剛 Tsuyoshi Murayama
5150 / VAN HALEN
まだドラムを始めてそんなに経っていないときでした。このエレドラサウンドを耳にしたのは・・・。デビッド・リー・ロスが脱退し、サミー・ヘイガーが加入した最初のアルバムということで、胸躍らせながら聞いた最初の曲・・・「ヘロゥベーーィビーーー!!」「キュイィィィーーーン・・・ドコドドン!!」
初っぱなから度肝抜かれました。ほとんど全曲エレドラで構成されたこのアルバム。聞き終わった後、気がついたら楽器屋でエレドラを購入していました・・・放心状態で。
当時、エレドラと言えばシモンズ。しかし当時高校生だった自分にはあまりにも高額であったため、国産としては当時もっとも流行った、Pearlのシンカッションを買ったのです。(それでも高かったのよ)
それ以降、叩きまくりました。狂ったように。(「DREAMS」のGソロ前は超難しかった・・・)
今は、某NOA○というバンドのボーカルをやっているこ○"うとライブをやるときの一発目は必ず「ヘロゥベーーーーィビー!!」
アホですねー。
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